ベネツィア→ベネズエラ

大統領権限強化の改憲案否決=チャベス氏、国民投票で敗北-ベネズエラ

12月3日15時0分配信 時事通信

 【サンパウロ3日時事】ベネズエラで2日に実施された憲法改正の是非を問う国民投票について、中央選管は3日未明、反対票が約51%で賛成をわずかに上回り、改憲が否決されたとの暫定結果を発表した。改憲の提案者で、再選制限撤廃など自身の権限大幅強化を狙った反米左派のチャベス大統領も、敗北を認めた。
 1998年に初当選して以来、同大統領が国民から投票で直接「ノー」を突き付けられたのは初めて。
 大統領は選管発表の直後、支持者らを前に結果を受け入れると宣言。一方で、「社会主義建設の戦いは続く」「今は憲法改正はできない」と述べ、時機を見て再び改憲を目指す意向を強くにじませた。 

チャベス大統領はベネズエラの中でも貧困層の支持を得て

今まで大統領の座に君臨し続けているらしいです。

2002年に富裕層や労働組合などの反感を買ってクーデターを起こされたのですが

貧困層の抗議デモによりあえなくクーデターは失敗に終わった、

っていうくらいの支持を受けています。

今まで大統領の任期を長くしたり、二院制だった国会を一院制にしたりと

大統領の権限を強めてきたチャベス大統領ですが、

ここで人気に翳りが出てきたのでしょうか?

チャベス大統領は政策としては思いっきり社会主義な人で、

キューバのような国家を目指しているそうです。

(チャベスの尊敬する人はキューバのカストロらしい)

「21世紀の社会主義」ってものを唱えているそうです。

ベネズエラは原油が採れることで有名で

今の原油高でかなり潤っているんじゃないでしょうか?

そんな中で今回の敗北はチャベス大統領の危機をあらわしているのでは??

ちなみにベネズエラは世界で唯一政府のトップを国民が国民投票によって罷免できる制度を取り入れている国で、チャベス大統領は一度罷免するかどうかの国民投票にかけられています。

(結果は何とかチャベスが勝った)

しかし、これだけ国民がはっきりNO!と言えたり、

直接政治の原理を取り入れていることを考えると

かなり民主的な国ですよね。