狂言デビュー

昨日は早々に仕事を片付けて

初めて狂言を見に行ってきました。

以前務めていた会社では金沢で勤務していたことがあったので

いつか見に行かなきゃなぁと思いながら、なかなかきっかけがなく…

今回も特にきっかけがあるわけじゃないんですが、

週末に久々に金沢に行くので予習的な意味合いで見ておこうかなと。

番組(演目のこと)の予習は特にしていかなかったんですが、

入場時に渡されるパンフレットで十分ストーリーがつかめるので

若干言い回しがわからない部分があるくらいで

素人でも十分楽しめるものだなというのが一番の感想です。

舞囃子から始まって

花子(はなごと読む)という番組

野村萬斎が扮する主人公が

身代わりを置いて奥さんに浮気をして夜に出かけて行ってしまうのですが

それがばれて奥さんが身代わりになっているという話。

狂言というだけあってちゃんと笑うポイントがあるんだなということ、

そして、最後のオチがどうなるのかわくわくさせるような構成になっているということに

びっくりしました。

二つ目の番組は茸(くさびら)というもので

家にキノコが生えて困るので山伏にキノコ退治を依頼するんですが、

退治しようとすればしようとするほどキノコが増えてしまうという話。

キノコも演者が務めるのですが、

「キノコに手足が生えておるが・・・」

みたいな会話があるんですね。

これが台本なのかアドリブなのか、

また、昔からこのセリフはあるものなのかわからないんですが、

ある種のネタばらしというか、

要するに、あのキノコ手足が生えてるぞって役者が演じていることを暗示して笑いを誘うっていうのは

すごく今風の笑いだと思っているので、

ああいうネタが昔からあるものなんだとすれば

また驚きだなぁと。

そんなことでとっても満足でした。

また見に行きたいなぁ。

行政書士志塚洋介の思うところ日記