日経平均株式会社論

下の動画でちょこっと触れているのですが、
「日経平均株式会社論」という説を唱えています。

要は日経平均を一つの株式会社として考え、
一つの企業は、一つの事業だけで継続して生き残っていくのは難しく、
事業の多角化、業態変更、業種変更、再編などを繰り返しながら成長していくわけです。
その際にはリストラで合ったりM&Aを行うことになるわけで、
そうするといろいろコストがかかってくることになります。
日経平均というものは採用銘柄の入替を行うわけですが
その中で、時価総額や流動性や、日本全体の産業構造などを考慮して
銘柄の選択を行います。
つまり、事業の変更、再編などを行っているのと同じようなことであると考えています。
しかも、それをコストをかけずに
(もちろんインデックスファンドは銘柄の入替の際に売買手数料はかかるわけですが)
事業の再編を行うことができるわけです。
と考えると、
ただただ銘柄数が増えていくだけのTOPIXよりも
日経225の方が成長性が期待できるという面もあるのではないでしょうか。
もちろんTOPIXには新興市場から変更したばかりの銘柄も入っていますが、
時価総額が小さい限り、その寄与度はかなり少ないです。
また値がさ株の影響を受けやすいから日経平均はいびつである
という面もあります。
確かにそれはその通りですが、
自分のポートフォリオを考える際に
時価総額の大きさを基準にする必要もないと思います。
また、いびつなのが嫌であれば、JPX400でもいいでしょう。
日経平均の方が有名だけど、
銘柄数も多くて分散効果も高いし、日経平均はいびつだから
というような理由だけでTOPIXを進めるような専門家の方には
もう少し考えてもらえるといいなぁと思っております。
志塚行政書士FP事務所
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