18.05.15 国内株式マーケット概括

日経平均 22,818.02円(-47.84円) -0.21%
TOPIX 1,805.15(-0.77)-0.04%
東証2部指数 7,218.09(+45.17)+0.63%
JASDAQ 3,961.21円(-22.61円)-0.57%
マザーズ 1,141.87(-4.36)+0.38%



日経平均は4日ぶりに反落。
新興市場を含め主要指数は下落したものが多いが、
東証2部指数はプラスで終わった。
これはお昼に発表した東芝の決算発表を受け東芝の株価が上昇、
東証2部のウエイトが高い同社が指数をけん引した形だ。

今日の引け後の決算発表で
国内の3月期の決算がほぼほぼ出そろった形になった。
今回の決算の総括はまた改めるが、
ここからは材料不足になりがちな局面。
地政学リスクや貿易戦争の話題もあるかもしれないが
ある程度鎮静化したという見方が強い。
となるとここからは個別の材料で株価が動きやすい
小型・新興市場の銘柄に物色の矛先が向かう可能性が十分に考えられそうだ。

気になった銘柄を見ていくと
板硝子(5202)が大幅続伸、やはり6年ぶり復配のインパクトは大きい。
とはいえPER7.93倍とまだまだ割安水準。
クラレ(3405)も1Qの決算発表を受けて大幅高
市場予想を大きく上回った。
動き自体は大きくないものの三井住友FG(8316)が
初めての自社株買いを発表して上昇しているのは印象的。
明確な成長戦略を描けないバリュー株なのだから、
しっかり株主還元をすればそれなりに投資家がついてくるといういい例かなと。
逆に三菱地所あたりは自社株買いへの期待も高かったにもかかわらず何もなく失望売り。
そんなところだろうか。