これから投資信託を選ぶ初心者の方へ&グローバル・リート・トリプル・プレミアム 投資信託を考える第86回



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今回は投資信託をこれから選ぼうとしている方のための投資信託の種類を見てみるという企画と、質問をいただいたグローバル・リート・トリプル・プレミアムについての説明です。
初心者の方は前半だけ、慣れている方は17分あたりからご覧ください。
初心者向けなのに普通の説明になってしまってちょっと後悔しています。。。。
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日産、国内向け全車両の出荷停止 不正検査問題で

日産自動車(7201)問題の続報で、
無資格検査員の報道が出た後も無資格検査員による検査が続けられていたという記事が出てきました。

それはなかなかなんというか。。。
神戸鋼(5406)のニュースとか見なかったんでしょうかね?

いやいやそうではなく
これはガバナンス体制の問題なのです。
あってはいけないことだけど
やってしまったことは仕方ない
この後どう信頼を回復するかというところで!
明らかに問題を軽視しすぎ。



これ、思ったより企業内部の連絡が取れてないんでしょうね。
当然トップからの指示で是正するようになったと思うんですが、
そうならなかった。
工場にはトップの指示が届かなかったと。
大きい会社ってこんなこと結構あるんじゃないかなーと。
トップのメッセージが内側に響いていないっていう。

そんなことを受けて
日産、国内向け全車両の出荷停止(日経)
ということだそうです。

日産自動車(7201)の株価どうなるでしょうか?

J-REIT価格が下がる要因について②

最近
J-REIT価格が下がる要因と考え方
のブログの閲覧が増えてきたので、
その後、私なりに考えたJ-REIT価格が下がる要因について
書いていきたいと思います。

既にYouTubeの方では何回か話しているのですが、
9月の上旬まで不動産株が軟調だったことと関係があるのではないかと思うのです。
例えば三井不(8801)

日本株全体が北朝鮮リスクなどに押されやや軟調だったのはありますが
特に下げ幅がきつかった印象です。
あとは三菱地所(8802)

こちらも同様にTOPIXなどと比べても出遅れていました。



この2銘柄が出遅れていた要因は
他の大手デベロッパーに比べて外国人持ち株比率が高いこと
そしてアウトレットなど有力な商業施設を持っていること
なのではないかと思います。

トイザらスの報道でもありましたが
アメリカでは従来の小売業がAmazonの台頭によってなかなか厳しい状況に追い込まれています。
商業施設ががらーんとしているという話を聞きます。
そのような状況が日本でも起こっていると考えた外国人投資家が不動産株を売ってきたのではないのでしょうか?
そして、REITの方でも同様に外国人の売りが入り、
さらに毎月分配の売りが入ったのではないかと。

不動産株はようやく持ち直してきましたが、
REIT価格の方は外国人の動向と毎月分配の売りの両方があるから上がりにくいのではということです。

この考えはREITのIRや不動産企業のIRに行ってどうして株価が上がらないのかという質問に対する
答えとして「国内の不動産市況について正当な判断がされていない、割安であることが伝えきれていない部分があるのでは」
という回答が多かったため
私としてはこのような結論になりました。
また、投資部門別売買動向などを見てもやはり法人と海外投資家の売りが多いなという印象です。
参考にしていただければ幸いです。



成年後見制度~法定後見制度~

認知症・知的障害・精神障害などで判断能力が不十分な方々を支援する代表的な制度として
「成年後見制度」というものがあります。
かなり一般的になってきたかなと思いますので
ご存知の方も多いと思います。

具体的には財産に関する契約などや生活・看護などに関する契約について代理権・同意権・取消権等を行使することにより
判断能力が不十分な方を守り、支援していきます。

定義の方法もいろいろあるのですが、
成年後見制度は「法定後見制度」と「任意後見制度」に分かれます。

法定後見制度は民法に記載されている、いわゆる従来の法定後見制度です。
既に判断能力が不十分な方が家庭裁判所の審判を受けることになります。
判断能力の程度に応じて後見・保佐・補助の3種類の類型があり、
それぞれ代理権の範囲が異なります。

後見 保佐 補助
対象となる方 判断能力が欠けているのが通常の状態の方 判断能力が著しく不十分な方 判断能力が不十分な方
申立をすることが
できる人
本人、配偶者、四親等内の親族、検察官など 市町村長
成年後見人等(成年後見人・保佐人・補助人)の同意が必要な行為 民法13条1項所定の行為 申立の範囲内で家庭
裁判所が審判で定める特定の法律行為
取消が可能な行為 日常生活に関する行為以外の行為 同上 同上
成年後見人等に与えられる代理権の範囲 財産に関するすべての法律行為 申立の範囲内で家庭裁判所が審判で定める特定の法律行為 同左

(一般社団法人コスモス成年後見サポートセンターより)

この制度により
悪徳商法や強引なセールスなどを避けたり、
誤って重要な財産を売却してしまったりリスクを避けることができます。
大事な資産を守るため、
また、ご家族の安全のために
身内の方で判断能力が不十分な方がいる方はぜひご検討ください。

当事務所では成年後見契約を承っております。
お困りの方は是非ご相談ください。

神戸製鋼部材改ざん問題

各紙で報じられていますが、日経の記事がこちら
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22038960Y7A001C1TJC000/

神戸製鋼所でアルミ製品の性能データが改善されていたという問題です。
10年近く前から改ざんされており組織ぐるみで不正が行われていたということです。

このアルミ製品に関しては、顧客に対して強度の性能面の虚偽説明をしており
三菱重工業(7011)が開発を行っているMRJ用に納入し他部品で発覚したということですが、
トヨタなど200以上メーカーに納入しているということです。
問題となったのは三重県いなべ市の大安工場で製造したものですが、
国内4工場で不正したことが明らかになっており
ボーイングの飛行機や、JR東海の新幹線用にも納入していたということです。

乗り物への用途が多いですが、
こんなもん、人の命に係わるということがわからないのでしょうか?
安全のためにその規格を満たすように求めているのに、
そこを改ざんされて、
その部材を安全だと思って使用して飛行機や新幹線、自動車が完成して、
知らない間に我々が乗っていると。。。

また、日本の製造業に大きな影を落とすことがなければよいのですが。

こういうことをなくすためには
やはりガバナンスの強化が必要であり、
当然コンプライアンス意識の強化が必要です。

こういう企業が出てくるたびにコンプラ研修しに行くから呼べ!
という気持ちになります。

ちなみに問題発覚後の10月10日の神戸鋼(5406)の株価はストップ安で値が付きませんでした



日産リコール問題

日産自動車で無資格者による検査が行われていた問題で、

台数にして121万台のリコール、費用250億円ということだそうです。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO21888100U7A001C1EA2000/

日産はリコール等の対応に関しては優等生という見られ方をしていたこともあり
今回はちょっと初動対応を誤ったとみる動きもあるようです。

一方、この検査は本来国がやるべきことなのに
各メーカーに任せているということもあるため
かわいそうだという見方も一部ではあるようです。

株価的には、問題発覚後に5%ほど下げた後は
やや持ち直した格好です。
初動後社長の会見で軌道修正できたところが良かったということですかね。
今後新たな悪材料が出ないのであればこの辺が買いどころかもしれませんね。