2007/12/07-20:14 独法整理計画、年明け以降に=官房長官と行革相、先送りで合意 |
町村信孝官房長官と渡辺喜美行政改革担当相は7日午前、首相官邸で会談し、独立行政法人の整理合理化計画について、当初年内に予定していた取りまとめを年明け以降に先送りすることで合意した。町村長官が同日午後の記者会見で明らかにした。
町村長官は会談で、渡辺氏と関係閣僚の折衝が難航していることを踏まえ「期限を切り過ぎて十分な成果が上がらないのは本末転倒だ。柔軟に日程を考えたらどうか」と先送りを提案。渡辺氏も「分かりました」と応じたという。
8月に閣議決定された独法改革の基本方針は、年内に計画を策定すると明記。しかし、今週行われた一連の閣僚折衝では、「ゼロ回答」が続出した。福田康夫首相は「成果を上げてくれなければ困る」と発言しており、渡辺氏としては当初目指していた今月中旬の閣僚合意を先送りし、協議に時間をかけざるを得ないと判断したとみられる。 |
橋本内閣のときの行政改革としてこうした動きが始まったと。
で、まあ民営化とか、独立行政法人化ってことが進められてるわけですよね。
民営化をして無駄をなくそう、
そして省庁と民営化した法人や、独立行政法人を切り離して天下りをなくそうじゃないかと。
そういうことでしょ?
まあ独立行政法人にしたって天下りは続いてますから、
この点については完全に民営化するべきだと。
ただ無駄をなくす、効率化を図るっていう点ではいろいろ問題があるかなと。
民営化とかPFIとかのいわゆるNPM(New Public Management)っていうのはまだまだ議論の余地があるてーまでしょう。
個人的に考えているのは、民間にやらせるべきなのかどうかっていうのはかなりびみょーな問題で
民間に委託したり民営化する場合には
それまでその業務を国が行っていた意味があるわけですから、
国がしっかりした計画立案などをして方向付けをしてあげることが大切だと思うわけです。
たとえば道路公団が民営化する。
日本の高速道路には赤字のところが多い。
赤字の道路を民営化してもうまく経営をしていくのは難しいんじゃないかと思うんです。
じゃあ高速道路に沿ってニュータウンを作ったりとか、
輸送に便利という意味で工業団地を作るために企業を誘致するとか。
道路を作れば勝手に発展するだろうというようなぼんやりした計画では何もうまくいかない。
じゃあ民営化はするけれども
民営化した法人がちゃんと軌道に乗れるように政府が主導していくべきだと。
独立行政法人で思い出したんですけど、
俺が大学受験のときに中央大学かなんかの政経の過去問をやってたら、
特定独立行政法人の具体例をひとつ挙げなさいってありました。
う~ん、特定独立行政法人ってのはそこで働く人が国家公務員の資格をもっている独立行政法人だそうです。
模範解答は大学入試センターでした。
ちょっとシニカルな問題ですね。